2011年 03月 10日
「滋養根菜煮汁麺」 |
三度目の正直。
一度目は定休日(月曜日)に
二度目は閉店後(売り切れ次第終了)に
そして三度目で念願叶ってようやく入店することができました。
お店に入った瞬間に「お!」と思いました。
美味しいもん食べさせてくれそうって。
清潔に保たれたキッチンや寸胴。
テーブル席が置けそうなのにカウンターしかない潔さ。
色んな人からオススメしていただいていたのでワクワクドキドキ。
でもどんなラーメンなのかは聞いてませんでした。
一口食べた瞬間に度胆抜かれました。
こ、こんなラーメンがあるのか!
自然と「美味い!」と声を漏らしていました。
そして気がつけば器に口をつけてお出汁をずずずっと。
自分でもびっくりしました。
ラーメンを食す時、まず僕がお出汁をすすることはありません。
あってもレンゲでひと口、ふた口。
なんでしょう、やっぱり味付け的なことや(味が濃かったり、味の素こってりだとか)
往々にしてどうしても身体によろしくないのが解るからでしょうか。
しかしどうでしょう、ここのスープはすみ切っていて、脂が浮いているなんてこともありません。
例えるなら罪悪感のないラーメン。
本来のラーメン好きには(何をもって本来というかはわかりませんが)
こちらのラーメンはおそらく物足りない、
ラーメンであって、ラーメンと似て非なるものなんでしょうが
僕にとってはこれぞ求めていたラーメン。
おそらく「薄味であっさり」と感じられる方が多いかもしれませんが
僕にはある意味「濃厚」でした。
あのスープの中にあふれんばかりの様々な滋味が隠されています。
スープを口にし目を閉じてその味を探す旅に出るのがどんなに楽しかったことか。
こってり豚骨のラーメン屋さんが多い中で
このような「身体に良いラーメン」を食べさせてくれるお店があるってのは嬉しいですね。
ビールやアルコール類を置いてないところもコンセプトを貫いてらっしゃって素敵だと思います。
また奥様の接客も心地よく、ラーメンをより一層美味しく感じました。
そして最後にびっくりしたのは
名乗ろうと思っていたら大将に
「知ってますよ、二代目。やっと来てくれましたね」と言われたこと。
このブログを見てくださっているらしく
いつになったら食べに来るのかと待っててくださったそうで。
遅くなりまして申し訳ありません。
定休日が同じ月曜日なのでなかなかタイミングが難しいですが
絶対に近々また行きます!!!
めっちゃ美味しかったです。
今度は尾崎牛の汁そばを楽しみにしています。
by tesshin2daime
| 2011-03-10 01:31
| 口福