2007年 02月 22日
「下萌(したもえ)」 |
冬の間、土の中で春をじーーーと待っていた新芽が
暖かくなり地表へとググッと力強く生まれ出す様を「下萌」といいます。
餅粉を主に薄力粉などに
よもぎを加えて練って蒸した生地を丸く伸ばし
コシアンを包んだものです。
黄色い花弁をつけ、たんぽぽや菜の花に見立てて季節感をだしています。
よもぎは草もちとして古くから食され香り、色、味と日本人の心にふれるものです。
街では一年を通して草もちが売られていますが
京菓子屋さんは、春先に採れたヨモギの新芽を使いこの時期にしか作りません。
ぽかぽか陽気に誘われて
土手や河原を散歩してみると
色んな草花の新芽がめにつくようになってきました。
梅も咲きほこり
ホーホケキョとウグイス
春はもうすぐだよと告げる
草花や鳥たちの便りが聞こえてきそうですね。
by tesshin2daime
| 2007-02-22 23:40
| 和菓子