2007年 05月 31日
「エイズ検査に行ってきました」 |
たまには真面目な話もってことで。
先日エイズの検査に行って来た。
おいおい二代目なにやってんだ?やらかしちゃったのかい?
なんて思われるかもしれないがSEXの経験があるのなら
心あたりがあろうが無かろうが皆エイズに感染している可能性はあるわけで・・・
もちろん君もあなたも。
今の彼女の元彼の元カノを知っていますかって?
そうやってどこまででもさかのぼっていくわけで。
そう思うと怖いですよね。
これまでの為に、これからの為に検査を受ける事を決めた。
検査はきっとどこの県でも一緒だろうけど最寄の保険所で無料で診てくれる。
お店の定休日の月曜が検査日だというので早速予約をいれる(要予約)
もしもの時のプライバシーの為、名前は聞かれず番号で呼ばれる。
僕は①番。
最初に面談。
白衣をまとった眼鏡美人なカウンセリングのお姉様。
まず言われたのが
「もしも感染してた場合、あなたの人生は大きくかわります。
あなたも、あなたの家族も友人も関係するすべての人。
HIVは感染していても必ずしも発病する病気ではないです。
知らないままそのまま人生を終える人もいます。
知らない方が幸せなこともあります。 それでも検査しますか?」
「・・・・・・・・・・」
なんて事を言いやがる。
そんなこと言われたら決心が鈍っちまうじゃねーかコノヤロウ。
でも一旦検査するって決めたんだしするってばよ。
どんとこんかい!!!
すると色々と質問される。
最近最後にSEXしたのはいつか?とか同性や複数とはあるかとか?
それにはオーラルSEXもふくまれるのかとか?
オーラルSEX???
↑の意味を知らなくて思わずお姉様に聞いてしまった。
何ですか?って。
そしたらお姉さまが真顔で説明してくれるんだけど(意味は各自で調べるように)
それがなんかおかしくて普通に考えたら、
これ相当なセクハラやないかと、ちょっとした言葉攻めやないかと(笑)
聞いていて逆にこっちが赤面してしまった。
まぁお姉様は仕事だから何も気にしちゃいないんだろうけど。
カウンセリングを終えると早速採血をして検査。
担当の看護師のオバハンがやってきて2本分採られる。
採血もお姉様にやって欲しかったなぁなんて思っているとオバハンに
「ナニ?!私じゃ不服そうね!」
と、腕を縛るゴムをギューーーーーってされた(笑)
「いやいやそんなことないですってーーー」
と必死にあやまる(笑)
20分位で結果が出るらしくそのまま部屋で待機。
この20分間いろんなことを考えた。
もし自分が感染していたら・・・
え?誰から?どこから?いつから?
どこまでさかのぼんねん?
昔の相方達が走馬灯のように浮かんでくる。
誰にまで連絡したらええねん。
そこからまた枝分かれして・・・・
こえーーーーーーー。
そりゃ爆発的に広がりますわ。。。
もし感染してたら結婚とかもできひんのやろうかとか
定期的に病院いったり大変やろうなーって色々妄想があふれてくる。
妄想をグルグルとはりめぐらせてイッパイ2になってるところで検査結果が!!!
結果・・・もちろん陰性、なんともござんせんでした。
結果発表の時お姉様が、みのもんたみたいに
「・・・・・・」
って一瞬ためるもんだから
ドキドキしちゃったじゃねーかコンチクショウ!!!
そんな小芝居いらんねん(笑)
でもでもホッと一安心。
社会的に大きな不安を呼んだ薬害エイズ事件を経て、
血液製剤からのHIV感染の心配がなくなったいま、
HIV感染やエイズに対して私たちの関心が薄れているようにみえる。
だが、実はエイズウイルスであるHIVは日本に深く入り込み、ジワジワと魔の手を広げている。
日本では1日に3人がHIVに感染しているといわれておりついに1万人を突破した。
日本は唯一先進国の中で、新しい感染者が増加しており、
社会の無関心さが最大の問題といわれている(実際そうだろう)
報告に現れていない感染者を考えると、すでに相当な数がHIVに冒されていると思われ
(この3倍から5倍、一説には、10倍以上もいると言われている。)
ここで食い止めないとある瞬間から爆発的に増えるおそれもある。
ちなみに、この数字は、血液製剤や注射針の使いまわしなどによって感染した、
薬害エイズ患者の数は除いていて、すべてSEXによって感染した患者の数なのだ。
厚生労働省は、
「この1~2年の増え方は異常である。予防や感染防止の呼びかけを一層強化する必要がある。」と警告している。
でも、これだけ世の中で認識されていて、
そこらのコンビニでも簡単にコンドームが買えるようになって、
検査も簡単に受けられるようになったって言うのに、それでも増え続けるエイズ患者。
感染してる可能性があるのに、検査も受けずに複数の相手とSEXをし続けてる人もいれば、
自分がエイズに感染したことが分かりヤケクソになって、ダレカレ構わずにSEXしまくって、
エイズウイルスをバラまいてるような、とんでもないヤツもいるのだ。(←マジ話)
今は、色々な薬が開発されて、たとえエイズに感染しても、
極限まで発症を遅らせることができるようになった。
だから、感染者は増え続けてるけど、エイズで死ぬ人の数は少なくなった。
人間の科学は日進月歩で昔は感染者のほとんどが死亡してたような病気でも、
現代では簡単に助かるようになったものもたくさんある。
だから、エイズもきっと不治の病ではなくなる‥‥なんて思ってたら、とんでもなかった。
インフルエンザのウイルスが進化し続けるように、
エイズウイルスも、ちゃくちゃくと進化しているのだ。
現在の最善の治療法が効かず、潜伏期間が極めて短い、
新型のエイズウイルスに感染した患者の存在が明らかになった。
「万が一エイズに感染してもきちんと治療さえ受けていればちゃんと生きて行ける。」
なんて言う甘い考えは、もはや通用しなくなったのだ。
エイズウイルスも、他の生物たちと同じように、進化して行く。
自分たちの増殖のジャマをする薬を投与され続けていれば、
その薬に対しての抵抗力を持つように進化するのも当然だし、
潜伏期間が長いことによって、その間に色々と治療されてしまうのなら、
治療する時間を与えないように、潜伏期間の短いタイプが出てくるのも当然だろう。
恐ろしい。
牛ばかり殺して食べてたら狂牛病、
ニワトリばかり殺して食べてたら鳥インフルエンザ、
セックスばかりしてたらエイズ、
これらは、すべて、人間が生み出したウイルスと言っても過言ではないだろう。
すべては、自然の摂理を無視して、自分たちの欲望のために、
この地球を破壊し続けて来た人間が生み出したものであって
地球を愛するすべての生物たちが、
地球を滅ぼす諸悪の根源である人間を排除するために、
生まれて来たウイルスかもしれない。
そんなこんなで長くなりましたが、エイズはもう他の誰かの病気ではないということ。
よその国の話ではないということ。
感染の可能性は誰にでもあるし
感染の危険性は日に日に高まっている。
それこそアバンチュールだノリだ勢いだなんて恐ろしくておいそれとSEXはできやしない。
(それでも男はバカだからしちゃうんだよね。。。)
本当に愛し合っているもの同士の行為として致していただきたい。
少なくとも今の僕はそうしている。
そして本当にパートナーを愛しているのなら検査を受けることを勧めたい。
あなたの今までのために、これからのために。
by tesshin2daime
| 2007-05-31 00:30
| 思ふこと