2010年 09月 14日
「行き着くところ」 |
おそらく日本国内でこれほどまでに素敵な箱はないでしょう。
僕はここをフレンチのディズニーランドだと思っています。
なんせ魅せ方が上手い。
それは料理からアプローチからインテリアから隅から隅までこだわり抜いている。
おそらくここに来て喜ばない女性はいないはず。
もちろん男性だってきっとそう。
それくらいエンターテイメントにあふれている。
ネーミングからしておもしろい。
ほ~こんな器の使い方もあるんやなと。
しかも左の雲丹はロブションお得意のコーヒーとあわせたもの。
これなんて絶対ジャックと豆の木をイメージしたと思うんですよね。
こういった遊び心ってすごく好きです。
真ん中の白いまんまるにフォークをぷつりと刺すと
中からとろりとココナッツソースが。
アルギン酸ナトリウムを用いたマジック。
楽しかったな~。
いつだって期待を裏切らずに楽しませてくれる。
このお皿だって普通なら横に使いそうなところを縦にしたり。
ちょっとした発想の転換から手の込んだギミックまで
いろんなところに物語やエンタテイメントを忍ばせてくれる。
こうあるべきだというカチカチに固まった概念を
こんなのはいかが♪ってふんわりやわらかくしてくれる。
ロブションはそれが嬉しい。
やっぱり時には視点を変えないことには自分も客観的に見れないですからね。
とっても勉強に刺激になりました。
いや東京をはじめとするミシュランがらみの食べ歩きは暫く卒業かなと。
正直な話、魂を揺さぶられるほどの喜びを感じた口福というのは
「熊の掌」と「マンゴープリン」だけでした。
あとの食事はまぁそれなりに、もしくはコストパフォーマンスに見合わないもの。
時には悲しくなることもありました。
でもそういった中で気がついたのは
やっぱり宮崎って良いね!ってことでした。
僕がこれから目をむけるべきは地元の食材であり、人であり、お店であり。
別にどこそこが星獲っただの、なんだのなんてどーでもいいなって。
だって宮崎負けてないですよ!
尾崎牛や宮崎牛に地鶏頭に豚に野菜に魚と食材だって豊富ですし
すごいスキルを持った生産者や職人さんもたくさんいらっしゃいます。
フレンチだったらベルエポックにディアマンルージュ
イタリアンならアクアミネラーレやナージャもあるしゲン君もいる
和食だって喜泉に一心鮨光洋、鰻なら若林、他にもたくさん素敵なお店がありますし
僕の知らない素敵なお店もたくさんあると思います。
全然宮崎負けてないですよ!
あらためて宮崎に住んでてよかったな~って思いましたし
そう感じれることって、すごく幸せなことなんやなぁって。
今回の旅行でたくさんの収穫がありましたけど
1番の収穫は郷土愛・宮崎LOVEがより深くなったことですね。
他所を見なきゃわからないこともありますからね。
灯台下暗し。美食の行く着くところは地元だったってゆーね。
哲心のお客さんが東京や他県に行っても
やっぱり哲心の方が美味しいね、宮崎にあってよかったね
そう思ってもらえるように、口福をおとどけできるように
これからも頑張っていきたいと思います!!!
by tesshin2daime
| 2010-09-14 03:20
| 思ふこと