2010年 12月 23日
「ノレナイの森」 |
これはチャンスと気になっていた「ノルウェイの森」を観てきました。
原作を読んだことがある人も多いのではないでしょうか。
友人らに何かオススメの本はないか?と尋ねると
老若男女問わず必ずと言っていいほど上位に登場する「ノルウェイの森」。
読みなさいとプレゼントされたこともありました。
が、しかし諸事情により読んでいませんでした。
むしろ近しい人からは読むべきではないと言われたもので。
当時はね。
でもこれだけ世界中で翻訳され読まれ愛され続けている作品なら
評価されるだけの理由があるはずで。
だからずっと気にはなっていたんです。
そこへ映画化の話。
ほほ~。
あれから僕も幾分かは大人になり
今なら「ノルウェイの森」を受け入れられるかなって。
って内容知らないんですけども。
そんなこんなで感想。
一言で。
「痛々しい」
たくさんの言葉でいえば
何が言いたいのか解らない。
原作読んでないからしょうがない?
原作がどんなんか知らないですけど
映画化する以上は1本の中でまとめてもらわんと。。
退屈&苦痛でしょうがなかった。
なにより描写や言葉遣いが下品。
実際にどんな言葉かはあえて書きませんし書きたくないですけど
それってどーなん?て。
監督が外人だから?
悪趣味。
ニッポンノシュクジョハソンナコトイワナイネ!
村上春樹が原作で書いてるのかも知らんけど。
女性の本質(本性)のイヤラシイ部分だけを
意地悪にスポットライトを当ててるような感じなとこも。
そこは妙にリアルではあるんだけども(苦笑)
もっとかわいいところもあるよ~って。
まぁ確かに女性の方がシモネタは年齢が増すにつれてエグくなるけど
なんかまさにそんな感じで菊地凛子はただただエグイ。
もう直視できません。
あれは演技が上手いってゆーのか?
発狂するシーンなんてホラー映画か思いました。
それから数多くのベッドシーン及び18禁シーンがありますが
それら全てが「性欲を満たすためだけの行為」として描かれていたこと。
きっとそうじゃない、何か意味のある行為だってあったはずで。
何もかもが「性欲」でひとくくりに表現されていてゲンナリ。
青春と性春は違うんだよ監督。
なんにせよ、病んでる話はちょっと。
唯一の救いは映像(ロケ地)が美しかったこと。
でもだからこそ逆に演技や描写の下品さが際立ってしまってました。
それすらも計算ずくなのかもですが。
僕には ノレナイの森 でござんやした。
まぁ映画なんてどう感じるかは人それぞれですからね。
でもこの映画ほど賛否がわかれるのも珍しいんじゃないでしょうか。
観るなら「最後の忠臣蔵」をお薦めいたします。
by tesshin2daime
| 2010-12-23 01:29
| 思ふこと