哲心の前に並ぶ綺麗な花々。亡くなった祖父がずっと季節ごとに手入れをしてくれていました。お客さんに少しでも気持ちよく来てほしいしからと。今は妹がその意思を継ぎ、慣れないなりに自分で色々と調べ、一生懸命頑張ってくれています。そのおかげで通りのイメージも保たれ、ポイ捨てなどの粗相をされることはありません。ただ人間にはそれが通じますが、さて動物となると…。四季通り界隈に野良猫がたくさんいるのは御存知でしょうか。猫スポット?みたいになっているようで色んな人が来ては餌をあげているようです。みなさんも食事をしたらトイレにいきますよね。猫も同じです。どこですると思いますか?そうです、うちの店前や花壇にするのです。哲心だけでなく四季通り界隈のお店はみなさん同じ被害にあわれていると思います。私達の一日は猫のフンの掃除から始まります。先日、妹が蕎麦の芽を植えました。お客さんに蕎麦がどんな風に育つか知ってもらいたいとの想いでした。翌朝、蕎麦の芽は全部掘り起こされ、ご丁寧にフンまでしてありました。妹は何も言わずにそれを処分していました。その翌日、もうひとつの蕎麦の芽も同じ仕打ちを受けていました。またかぁ…と言って土だけになったプランターを運ぶ妹の背中はいつもより小さく見えました。私は何度も猫よけを置こうと言いました。それでも妹は「んー猫も生きてるしね。そーいうのはしたくない」と言います。何度掘り起こされても、フンで汚されても、妹はめげずに今日も昨日も明日も花を植えます。
おいっ!猫に餌をやるやつ!ほんまに可愛そうやと思うなら連れて帰れ!家で飼え!それが優しさや!道端で餌をやるのは優しさでもなんでもない、ただの自己満足や!無責任なことすな!アホンダラが!!!と言いたいのをグッとこらえて今日も猫様のお掃除から始まる一日。おはようございます。
#来世は石油王のペルシャ猫になりたい